FreePBX Distro は IP 電話の内線システムを構築できる Asterisk とその Asterisk をブラウザーから設定できる FreePBX が OS (CentOS) ごとパックになっていて、IP 電話サーバーを簡単に構築することができます。
また、UTM で仮想化することで新たにコンピューターを用意する必要もありません。
FreePBX のダウンロード
FreePBX のウェブサイトから ISO イメージをダウンロードします。
UTM で仮想マシンの作成
まずは UTM で FreePBX をインストールするための仮想マシンを作成します。
- メインメニューの [ファイル] – [新規…] を選択します。(または + ボタンを押します。)
- Mac の CPU が Apple Sillicon の場合は「エミュレート」Intel の場合は「仮想化」を選択します。
- オペレーティングシステムは「Linux」を選択します。
- 起動 ISO イメージの [選択] ボタンを押して、先ほどダウンロードした SNG7-PBX16-64bit-XXXX-X.iso を選択します。
- 仮想マシンに割り当てるメモリと CPU コア数を指定して [続ける] ボタンを押します。
- あとはそのまま [続ける] ボタンを押していきます。
仮想マシンの設定
LAN に接続しているデバイスから FreePBX にアクセスできるようにするため、仮想マシンの IP アドレスを固定にする必要があります。そのため、仮想マシンを編集してネットワークにあるネットワークモードを「ブリッジ(詳細)」に変更します。
FreePBX のインストール
- 先ほど作成した仮想マシンを起動します。
- “Display output is not active.” と表示されますが、しばらく待つとインストールするバージョンの選択画面や画面の表示方法選択などが表示されるので、適宜選択して続けます。
- コンソールにインストールログが流れてしばらくすると、INSTALLATION SUMMARY が表示されるので、次の項目を設定します。何もしないでしばらくすると、この画面が消えて、次のパスワード設定画面に進んでしまいますので、注意してください。
- DATE & TIME : Region と City を選択してタイムゾーンを指定します。
- KEYBOARD : 使用しているキーボードを指定します。
- LANGUAGE SUPPORT : 言語を指定します。
- NETWORK & HOST NAME : IP アドレスやホスト名を指定します。
- [Begin Installation] ボタンを押すと CONFIGURATION が表示されるので、”ROOT PASSWORD” をクリックして、root のパスワードを設定します。
- 画面右下に [Reboot] ボタンが表示されたらインストール完了です。[Reboot] ボタンを押して再起動します。
- 再起動後にもう一度インストール選択画面になるので、 C キーを押して中断したのち、仮想マシンを停止します。
- 仮想マシン一覧ウィンドウで FreePBX をインストールしたマシンを選択して、右側ペインの一番下にある CD/DVD をクリックして「消去」を選択します。
- FreePBX をインストールした仮想マシンを実行します。
LAN に接続しているデバイスのブラウザーから先ほど設定したホスト名や IP アドレスにアクセスすると、FreePBX が表示されます。
ブラウザーからセットアップが完了したら、初めに不要なモジュールの削除や必要なモジュールのアップデートをしましょう。ページ上部のメインメニューからアドミン (Admin) のモジュール管理 (Module Admin) を選択するとモジュールの管理ができます。
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