Django でウェブサイトを構築するとき、手順や注意したほうがいいことをまとめます。
インストール
何はともあれ、まずは仮想環境をつくります。
$ python -m venv .venv
で、仮想環境に入ってから pip を使って Django をインストールします。
$ source .venv/bin/activate
$ pip install Django
プロジェクトの作成
ここからが本番で、プロジェクトを作成するときに作られるディレクトリーを分かりやすくするため、プロジェクト名を config にします。
$ django-admin startproject config .
カスタムユーザーの作成
ユーザーモデルについて、Django ドキュメントに次の記載があります。
新しくプロジェクトを始める場合は、デフォルトの
Django の認証方法のカスタマイズUser
で十分である場合でも、カスタムユーザーモデルを作成することを強く推奨します。
ログイン機能を利用するプロジェクトの場合は指示に従って、まずはカスタムユーザーのためのアプリを作成します。
$ python manage.py startapp users
次に settings.py の INSTALLED_APP に users アプリを追加します。また、認証に users アプリの User モデルを使用するよう、AUTH_USER_MODEL を追記します。
...
INSTALLED_APPS = [
'django.contrib.admin',
...
'djanog.contrib.staticfiles',
'users',
]
...
AUTH_USER_MODEL = 'users.User'
.venv/lib/python/django/contrib/auth/models.py から AbstractUser を users/models.py にコピーし、クラス名を User に変更してカスタムユーザーモデルを作成します。
マイグレーション
データベースにユーザー用のテーブルを作成するため、マイグレーションを作成して実行します。
$ python manage.py makemigrations
$ python manage.py migrate
メールアドレスでログイン
ユーザー名ではなくメールアドレスでログインする場合は .venv/lib/python/django/contrib/auth/models.py から UserManager を users/models.py にコピーし、次のように UserManager を修正します。
class UserManager(UserManager):
def _create_user(self, email, password, **extra_fields):
email = self.normalize_email(email)
user = self.model(email=email, **extra_fields)
user.password = make_password(password)
user.save(using=self._db)
return user
def create_user(self, email, password=None, **extra_fields):
extra_fields.setdefault("is_staff", False)
extra_fields.setdefault("is_superuser", False)
return self._create_user(email, password, **extra_fields)
def create_superuser(self, email=None, password=None, **extra_fields):
extra_fields.setdefault("is_staff", True)
extra_fields.setdefault("is_superuser", True)
if extra_fields.get("is_staff") is not True:
raise ValueError("Superuser must have is_staff=True.")
if extra_fields.get("is_superuser") is not True:
raise ValueError("Superuser must have is_superuser=True.")
return self._create_user(email, password, **extra_fields)
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